経験的な予測、重いものを持ち上げるときに自然と有効な体の使い方をしていると思います。腰を入れるとか、体を沈める、距離感、それらすべて行っているご本人が説明できるわけでもいのに、絶妙に適切なことをやるのでしょう。究極が火事場のバカ力ってやつっすかぁ。
稽古で受けが抑えた時、捕りのそれら絶妙なバランスは受けにとっては周知なのではないでしょうか、無意識の領域になるのかもしれませんが。
有効な体の使い方にならない、力の出所だとか、出力なしだとか、姿勢だとかを消し去ってしまった時、別の動きをすると、あたかも相手が協力してくれている錯覚になります。受けはその捕りの動作を知覚できず、こちらにとっても不思議。

テレビでゆっくりとした変化は気づきにくいというクイズ番組かなにかでありましたが、あれ不思議、私も何が変化しているのかわかりませんでした。
似たようなことを体の内部でやるのですかね、その時相手の力を抜いてしまうことも別に、あるいは同時にやるのですね、脱力を上手になさる方々は簡単でしょうか、羨ましい限りです。体の内部回路を切り替えちゃう感じとでも言いますか。