その他にも、絵を描く時の目の使い方も面白いです。木をみるだけでなく森を見る、全体をとらえるのは言うまでもありませんが、ポジティブでなくネガティブの形に注目するというのがあります。
例えば手を描くとすると手の形(ポジティブ)でなく手の形を切り取った空間の形(ネガティブ)を描く。手の形は知っているだけに脳が補正してしまいます。
昔テレビで絵を上達させるには見本を逆さまにしてあげて、そういった脳を働かせずにしてやると、見たままありのままをとらえようとして、上達が早いというのを見た覚えがあります、脳についての番組だったかな。鏡にうつったものを描くというのもありますね。
私は水彩をやりますが、白い花を描くとすると、その白は紙の白を生かすために、花そのものでなく、その回りの空間に着色して、花を浮かびださせるようにします。

よかったら月下魚人ホームページより魚心絵ごころ館へいらしてください(Linkにあります)。