無敗チャンピオン同士の激突!スーパーファイト!ただし2人の間に2クラスの差が。

GGGことゴロフキンの英国登場、地元のスター、ブルック。ブルックはウエルターから13lbs上げミドルの4団体統一チャンピオン(メジャー3)へ、多くの人が無謀と思えるチャレンジを行います。掛け率も6〜8倍と大きく水があきます。

ブルックは2人のシュガーレイ達のクラスを上げての戦いに、特に2代レナードがハグラーに勝利した歴史的大一番を引き合いにします。しかし、レナードには圧倒的スピードという武器がありました。ブルックはスピードの点ではウエルターでも決して速いわけではなく、ましてやウエイトを乗せた今回はさらにスローになっているらしい。

では、何が?パンチ?

たしかにウエルターでは大きいサイズ、減量苦からも開放。直近、翌週にカネロとグローブを交えるWBO、Jrミドル無敗チャンピオン、リアムスミスがスパーリングパートナーを務めたそうです。そのスミスに言わせても、パンチングパワーに特別なものは感じなかったようです、いや、むしろ。。。そのスパーリングのレポートもスミスが良かったと伝えてまいます。

さて、何が?作戦?

コーナーを努めるのはあのハメドのコーチ、イングル氏。ただし息子のほうです。ハメドよりも才能があるとブルックを擁護しますが、ことGGG戦前のコメントからはどういう策略か、あいまいな言葉の羅列ばかり。

いっぽうGGGはというと、本人は「ストリートファイト」でいくそうです。そして、快勝すると遠ざかる、苦戦すれば、近くなるとカネロ戦を挑発します。

WBAは2階級の差を理由に直前のルール変更でタイトル戦を認めない決定をしましたが、そんなことはさておき、GGGいま22連続KO継続中、ブルックの選手生命を心配する声さえあります。





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追記

それにしても、いつもそうだけれど。

試合が決まったときはあんなにもミスマッチと思いつつも、時は近づき、思いは募り、それは試合への期待であったり、アンダードッグへの贔屓であったり、それは今回はケル・ブルックなのだけれど。

なぜだか、何かが起こると期待してしまう。いわば「自分のポジションに恋する」状態にどんどん陥っていくわけだけれど。

終わってみると、やっぱりそうだった。もともと奇跡なんて起こるはずなんてなかったんだって。アミールカーンはカネロにたった一発で葬られたわけで。でも、それまではひょっとしてと、みんな期待したわけであって。

なんだか語りが北の国からになってるわけで。。。