ファイト武録

月下
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合気

なぜ強く抑えてほしいのか(AF

弾性体における摩擦の法則によると、朝顔の手をつくる他にも小手の摩擦係数を小さくする方法があることが分かる。

それは、受けがかける垂直抗力を大きくすることだ。

つまり、受けの上げまいと抑える力が強くなればなるほど、摩擦係数はそれに反して小さくなる。座り捕りでは特にこの効果を存分に楽しむことができる。作用反作用に従えば、垂直抗力を大きくするためにはそれに釣り合う反作用が必要だが、こと座りではその反作用は座った床が担ってくれるからだ。

具体的に、座った自らの太ももの上に小手を投げ出して置いておけば、相手の抑えに対抗する必要はなく、床にまかせてさえおけば、押さえる垂直抗力は抑える受けの体重の一部や筋力をあるだけ、使えるだけ総動員できる。

瓢漂会
AF:無力化法
KV:崩し理論

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なぜ太い小手はそんなにも有利なのか(AF

太い小手が上げ手など掴まれたときに有利なのは、あえて物理で説明するよりも、経験的にも直感的にも明らかだろう。

それでも納得できないなら、両極端を比較してみる、想像してみると良い。

こちらが掴もうとした小手が、まったく自分の握れないくらい太かった、例えば太ももくらいあった場合と、もう一方は親指と対になる残り4本指が届いてしまうくらい細かった、例えば華奢な女性の細腕だった場合を想像して比べてみる。たとえ同じ力であっても、あきらかに後者のほうが抑えやすい。

もうそれ以上深く考える必要もないでしょう。

でも、ここでひとつ、忘れてはならない大切な教示がある。それは抑える力を発揮しようとしたとき、握る(手の内)ということがいかに大切なファクターになるか、ということです。裏を返せば握りをより無効にすることが出来れば、無力化のそのほとんどは達成されたことになる、のです。

瓢漂会
AF:無力化法
KV:崩し理論

AF法、KV法

どんどん力を抜いていく、肩、かすかに残る力さえ気になる、さらにさらに腕をだらりと落とす。

それでいて朝顔の手は強く張る。なんたる矛盾、体にとっては偏り極まりない。

それでも、肘、二の腕、足をだらり。腹筋と背筋はかろうじて姿勢を保つほどに抜いていく。抜けてぬけて抜けると、最後は肩。ほんのちょっとが緊張が気になる。

そうやって力抜きの技術に徹してみると、腕はまったくぶつかることなく、ゆっくりスーッと緩やかに上がっていく。

次なる矛盾、まったく当たらないと相手は不思議がってくれるが、何も起きない。崩れない。ただ、どうやったって抑えようがない。

上げ手を難しくするのは、相手を崩そうとする意識、あるいは無意識が障害となる。相手の手を持ち上げようとする、意識的であれ無意識であれ、それはとても正直に力になる、体は嘘をつかない。

朝顔の手以外の力を抜き切る、それで且つ、技術を知り、理論通りに自分の手を挙げると、まったくぶつからない。相手は崩れない。もちろん、相手が崩れる位置や高さに手を持っていけばよいのだけれど、じゃあ、崩しの定義って何?それとこれは直接関係はない。

無力化と崩しはまったく別もの。

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なぜ朝顔の手の形なのか

なぜ開掌ではなく、朝顔の手なのか。

私は手の構造にあると考えています、具体的には指の動かし方と、そのとき働く前腕の筋肉にある。

ここで手のひら、甲側の小手を表、手のひら側の小手を裏とします。開掌では手のひらが平らに開きます、ここで指を開く筋肉は小手の表にあります、前腕表の手首寄り筋肉が収縮して指を引っ張り開くからです。小手裏には開掌に参加する筋肉は見当たりません。

ここで、小手をつかまれた時のことを考えます、ご自分の右(左)小手を左(右)手で掴んでみます。そうするとどうでしょう、よほど太い小手の持ち主でもないかぎり、掴んだほうの手の指先は掴まれた小手の裏側までとどくことが観察できます。

指の力はけっこう強力で、掴まれた方からするとやっかい。上げ手の上げ始めの段階では押さえの体重、体幹、腕の力は、上から押さえるときに手のひらにかかりますが、手が上がる段階に入ると押さえの指の力が、上げる側にしてみれば邪魔です。

どうすれば良いか、指のかかる裏側の筋肉に活躍してもらう必要があります。そこで朝顔の手です、親指と小指が向かい合い近づくことにより小手裏の筋肉を収縮させることができます。小手の筋肉が周り全体に働くことにより、どんな掴まれ方にも対応できます。また手首付近を掴まれたことを想定すると、手のひらにある母指丘、子指級の大きな筋肉も収縮させることができます。

それでは、前腕の一番太い肘に近いあたりを掴まれたらどうでしょう、朝顔の手で良いのでしょうか、それとも手はどのような形があるでしょう。その周りの筋肉を知れば、おのずと手の形は決まることでしょう。

瓢漂会

親指の秘密

人は親指がなければ物をつかむことができない。親指だけが他の指と向き合う、孤高の親指。従って親指で力抜きをするのはもっともやりやすいから入り口となる。

では親指の力抜きとはどういうことだろう。

積極的に親指を狙って無力化する。

徹底的に親指を避けて出力を許さない。

どちらもありではあるのだが。

前回の型にしたやり方、実は親指の力を意図的に使いづらくする、つまり前者にあたる。そしてこちらが正解であろう。注意しなければならないのは、意識して親指を狙うと難しくなる。あくまでも手順に忠実に従うこと。

一方後者の場合、その手の上がってゆく軌道はどうなるかわからない、相手の押さえ方次第なところがある。肩の力を抜き、肘は相手に抵抗することなく自由に動かないとならない。実はこれは厳密には親指を無力化するわけではないので、相手の手の内の他の接触面のどこかに掛ける必要がある。手の内のほかのところに掛けつつ親指の追随を許さない。

瓢漂会

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まったく相容れない2つを結びつけるアイデア

こと上げ手について言えば、力は障害になる。力を使うから受けはその力に抵抗し当て返すことができる。いくら理屈がわかっても、技術と力がまったくリンクしない上げ手では力は邪魔以外の何者でもない、言い換えるなら、肩の力を抜けばできるものでも決してない。

500円玉に囲まれた10円は小さく、一円玉に囲まれた10円玉は大きく見える、感じる。ところがその10円玉の直径を人差し指と親指で示すよう指示されると、ピッタリ一致するそうだ。意識はだまされても無意識は知っているからスゴイ。逆に言うと、いささか厄介になる、意識で新しく知ったことが無意識の長年の経験で自動化されてしまったことを変えるのはとても難しい。

上げ手の仕組みはわかった、そこに力は要らないと知識を説得済みでも、力を使うことしか知らない無意識は問う、

「じゃぁどうしろって言うんだ?」

どうしたものか、長いこと考えた、そして閃いた。

技術を使いながら、力で上げ手も、その技術が生かされれば。要するに型にしてしまえば良いではないか。いくつかあるやり方の中から一つピッタリのものがあった。

まず上げ手の過程を2つに分ける、そして第1段階では力を使うことなくできる範囲で、上げる時もっとも強い腕橈骨筋が働きやすいように手の向きと角度を作る。これで力は半分抜けてくれる。そして第2にその腕橈骨筋を使って上げる。

具体的に、

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肘を自由に

パワーボール(PB)をネットで調べてみてわからなかったが、その歴史はきっと、子供のころからあったから、少なくとも半世紀以上があるのではないだろうか。それは手首や握力を鍛えるもので、ちょっとした遊び感覚でやれるのがロングセラーの秘訣かもしれない。仕組みはジャイロ構造になっていて、外枠の中にある少し重さのあるボールが2つの軸に回転して、まわし続けると適度な負荷が手首や小手の筋肉に刺激を与えてくれる。

初心者はまず、ボールに添えつけの紐を巻いて、それを強めに引き抜き、まず一軸に回転を与える。それを維持しながらゆるやかに手首を回転させ外枠にある一軸とは直角方向の溝へ回してやる。うまく回ればジャイロになり回転し続けることができる。最近のものはみんなカウンターがついているので、友達と競ったり、自らの記録を塗り替えていったり、そこが遊び感覚を刺激してくれるところの一つだろう。

そして上級になると、紐は使わず、一軸の回転を指で行う、つまりキックスタートだ。これが長年の壁で、そんなに真剣にやっていなかったのもあるが、すっかりあきらめていた。ひょんなことから目の前でフィンガースタートを見せてもらい、心の壁を打ち破ることができたのはもう一月も前のことでした。

PBは通勤で駅まで、駅から歩くときに、気ままに回しながら歩みを進めていく。ここのところ、フィンガースタートができつつあったので、毎日挑戦を続けている。このフィンガースタートがなかなか決まらない。フィンガースタートはどうやるかというと、左手にPBを持ち、右親指でキックスタート。ところがこれがけっこう難しく、歩いて、1分、2分、、5分とかかってしまう。運の悪い日は、あと少しで着くころにようやくスタートできたり、最悪は結局スタートせずじまいということも。右親指が痛い。

何が悪いのか、いろいろ考えてみて、まず視線をPBに落としておいてスタートさせると、やや良い。でも、まだまだ。

次に思ったのは歩きながらやるのは、難しいのかと考え、止まってやってみるがどうも違う、時間だけが失われ小走りになる羽目に。

通勤カバンには電子書籍に紙の本、電子辞書はけっこうな重量感がある。したがってかなり重いのを持ち歩く。一度計ったことがあったが、4キロくらいはあった。女性なんかだとちょっと驚きの重さになる。

ようやくわかった。先の描写にもう少し加えると、PBを持ったその左手の肘には重い通勤カバンを提げている。もしやと思ったのは、ほんの一昨日のこと。その重いカバンを右肘に移し、自由となった左手は一軸の回転を維持し、二軸の回転を徐々に加速させてゆく。

カバンの重量は左肘を固定させ、緊張させ、自由度を奪っていたのだった。

上げ手と同じだ、いくら力の抜き方を言葉で説明したって、肘を含む小手を自由に動くようにしておかなければ、理屈通りには動かせない。力みまくった肩は肘を固定させ、相手の力に対抗し身動きできず行き場を失ってしまう。「肩の力を抜く」、これは超えなければならない。

さて、今のPBはオートスタート機能があり、そのおかげでフィンガースタートはできないそうだ。

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上げるが先か、掛けるが先か

「掛かるから上がるのか」、「上がったから掛かったのか」。

最初のころ繰り返し自分に問うた問いかけだ、きっと同じ疑問を持つ人もいるはずです。

今、振り返るとこれは明白ですが、ここへ至るまでは、何度も何度も考えました。

冷静に考えれば、後者が正だとすると矛盾が生じる、手が上がった状態で無力化されたとするならば、手を上げていく過程では力を使っていてもかまわないことになってしまうからだ。「力はまったくいらない」と矛盾する。

このことからも前者が正解となる。相手が抵抗できない状態にされてしまっているから、手はいとも簡単に上がるのです。つまり上がるが良しとするのではなく、上げる前とその過程が問題だ。

なぜここに上げる過程も入れたかというと、上げる過程で掛け直すことをしょっちゅうやっているからです。

なかなかどうして、上げる前に完全無力化というのは難しいことです。初期の抵抗をなくしたとしても、ちょっと上げると次の抵抗点があったりする。サッとやってしまうのもありだが、この場合それを失敗とせず、その抵抗点でもう一度掛ければ良いし、そしてまた次の抵抗点で、といった具合に。細かくかける、繰り返しかける。

それらが切れ目なくつなげるのが、動的にかけるということになる。

それに対し、難しい完全無力化の場合は、いわば静的にかけて、あとは上げるだけとなり、上手くいくと、やはりこちらのほうが気持ちいいものです。

では、手が上がったことの意味は、動的上げ手では無力化も完了し、浮いた状態。

静的上げてでは、単に浮かされた状態、と言って良い。

物事に絶対は難しいのだから、両方できないとならないし、動的から始めて静的を目指すのが良い。

対称性の破れ

力と力がぶつかる、力を入れるから力で押し返される。接触点(面)で対称になってしまっている、対称性が保たれていることになる。

力の使い方とは、つまり、力を抜くこと、たしか王監督の言葉だったと(違う人かもしれない)記憶してます。

どんなに理屈がわかっていても、力での上げ手は技術をぶち壊してしまうようです。相手の手を上げようとするから力になるのかも知れない、自分の手を上げるつもりではどうだろうか。

肩の力を抜く、とても難しいことかもしれないが、どうしても乗り越えないとならない壁なのです。

力が抜ければ、後は理屈通りやると、保たれていた対称性は簡単に破られるのです。

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感じ取ろうとすること

感じ取ろうとすることはすばらしいことだが、ひとつ間違えると危険なことがあります。

感じ取ろうとするなら、頭真っ白にして感じることに徹しないといけない。

フィードバック、そこから何らかの結論を導きだしてしまうのがとても危険。導き出した答えが正しければ運が良いが、多々にしてそれは間違っている。

また、運よく正しいとしても、それに固執してしまうと他の可能性をつぶしてしまう。目の前に見えているものが見えなくなる。

まして理論がわかっている場合は、結論ありきになってしまい、とても素直に感じ取るのは難しい。理論が前提で、その”感じ”を理論にそって都合良く脳が書き換えてしまうから。フィルターを通して、それに加工してまで見る。

この点よくよく注意して、考えて稽古に励むことが肝要と思います。

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