ファイト武録

月下
聖杯伝説 宝物み〜つけた! Since 2005
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技術

すごい偶然

小手の力の抜き方がわかると、新たな問題に直面することになる。崩しだ。力抜きと崩しは独立して考えないとならないということが、目の前に突きつけられる。最終的には統一されるのかもしれないけれど。

力抜きは、もちろん続け稽古していくのですが、ここのところ崩しについて色々工夫を重ねている、時間をかけている。そこで役に立つのはこれまで長年蓄積してきた物理であり、骨格について。具体的には物理は、並進、回転、変形運動に第2種テコ。骨格なら胸郭や自由度、股関節の角度。見直すことはたくさんある。いや勇気がいるけれど、いったんすべて捨ててしまって白紙からやり直そう。

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つま先の向き(ボクシングピープル

ジャブのときのつま先の向きは相手に向かうべきか、横向きになってしまってかまわないか。つまりオーソドックス構えの左ジャブの場合、左つま先は相手に向かわなければならないか、それとも右方向、左ジャブに対して右に90度近くなっても良いのか。

ジャブというのは最初、構え、フットワークの次に習うものだしで、あまり深く意識したことがあまりなかった。自分の答えとしては、人それぞれ骨格や体のクセがあるのだから、本人にとってやりやすいのが良いというのが、基本のスタンスだ。もちろん明らかに悪いクセやケガにつながるようなクセは出来る限り早く直したほうが良い。自分の経験からも遠い昔、右ストレートを修正するのに随分苦労したことがあったから。

さて、そのつま先の向き、力学的に考えるなら、ジャブと一致したほうが体重など力の伝達は良いだろう。偶然テレビで少年野球の指導風景、コーチが投げるときのつま先の向きを投げる方向にと指導していた。

ただしボクシングは半身構えということがある。半身のスケボーやスノボーの競技で考えると、スピードを競う場合はやはり、つま先が進行方向よりになるし。技を競う場合にはより横になる、エッジを利かせやすい。ボクシングのその違いもボードのものと似ている気がする。

半身なので、従って相手にまっすぐ向くということはない。より相手向きか、横向きにちかいかという程度の違いになる。ファイターならパンチ重視なので相手向きに近く、懐を深くディフェンス重視、あるいはモハメッドアリのようなフットワーク重視ならリーチが伸びる、後ろ足も含め横向きに近いかもしれない。厳密に言えば、前へのステップはより横、後ろへのステップはやや前向き。

それよりも大切なのは先ず、たとえ前の足であっても踵が浮かせること、前足は紙一枚分でかまわない。かかとさえ浮かせてあれば、回転を失うことはなく、次に放つ右ストレートなどへスムーズにつなぐことができる。2にジャブを当てるのとつま先の着地が一致すること、リズムが生まれ、地面からの抗力も得られる。そして、ヒザのケガ防止のためにも重量なのが、決してヒザがつま先より前に出ないこと。それらに注意するのが良いだろう。

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フィンガースタート

3代目パワーボール(PB)、買ってからだいぶ経つ。初代は譲り受けたもので、あまりにノイズがひどくなり、買い換えた2代目は一週間も経たないうちに落として壊してしまったのでした。

しばらく存在すら忘れていた3代目、最近復活。

ひょんな折に、友人と会話していると、話題がパワーボールに。なんと一時期パワーボールに凝ったことがあるそうだ。そこで久しぶりにと、自分のPBを渡すとフィンガースタート。

おおお、憧れていたものの、あきらめていたフィンガースタート。目の前でみせてもらった。

これは大きな説得力だ、できないとバイアスがかかっていたようです。そしてしばらく挑戦していると、今朝初めてフィンガースタートに成功。

世界陸上では4x100リレーで銅メダル、オリンピックの銀に続いて実力を証明してくれた。そのメンバーや他にも選手層は厚く、9秒台に迫っているスプリンターがたくさんいます。きっと誰か一人が超えれば、みんなの意識が変わり、次々と9秒台がでるのではないだろうか。

意識を変えろ、意識よ変われ。

崩しへ

「小手を掴まれる」、「小手を掴まれた」限定条件の元では、その力を抜いてしまうことに、自信は深まるばかりです。ところが、そこから倒そうとする、技に移ろうとして、我が他方の手で何かしようとすると簡単に立ち直られてしまいます。

例えば、小手を引き出して相手の小手を取りに行って返す、そうするとこちらが小手を取りにいった瞬間、相手は立ち直ってしまう。

捕られた小手を外から回して二か条に移り、その瞬間、掴まれた小手を切り、自ら二か条に入ると、立ち直ってしまった手首の強い人には通用しなくなる。

スピードでやってしまうっていうのもあるけれど…

ここへ来てようやく、掴まれた小手を切ってしまっては相手の力はいとも簡単に復活してしまう、こんな簡単なこと、どこか頭の隅で気づいていながらバイアスが、認めたくなかったのか、見て見ぬふりしてた。

掴まれた小手をそのままに、完全に崩してしまってから技に入らないといけない。色眼鏡をはずせ。

まずは四方投げ、片手は始終掴ませたまま、四方に投げる、極める。

次に入り身投げ、掴まれた小手を自由に動かし、入り身する間合いを作り、入り身投げする。

オーソドックスな基本技から始める。

よくよく考えてみると、完全に崩すがまだ足りない。

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基底面は小さく

崩しのその要素のひとつに基底面の端に重心線をもっていく、というのがあります。これには一つの問題点があります、人の無意識はバランスを感知していて、重心線が基底面を外れると足を出して基底面を変えることにより、安定を取り戻すからです。

そこで、その出る足をおさえ、払い、かけ、投げるのは有効になります。

瓢漂会では考え方が違っていて、重心線を基底面の隅に追いやることはしません、むしろ足には居ついていて欲しいのです。

ではどういうふうしたいか、というと、基底面を小さくする工夫です。たとえば片足で立っていれば、片足の面積分です。

そして、

そうです、つま先立ちにすることができれば、これも基底面は小さくなるのでした。

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技術で上げる

我が家の朝は、

ラジオが流れる。

それを聞きつつ消音のテレビが視界にある。けっこうニュースはどこで聴いても、見てもかぶっているので慌しい出立前の朝の無意識にすり込むのに役立っているような気がする。

数日前にある取材に目が留まった、べンチプレスの世界チャンピオン。

映像の中からわかったのは、字幕もあるし、重量上げから転向して世界チャンピオンにまで登りつめたらしい。フォームに徹底的にこだわり技術で上げる。肩甲骨周りや対幹を駆使し、最後のフィニッシュ手前までは腕はほとんど使わずに上げるというからスゴイ。映る他の選手に比べても二の腕はそれほど太いわけでもないのは驚きです。

このように技術を極めようとする姿勢には、とても刺激を受けます。

最後の絵は、減量のためなのでしょう、世界2連覇へ向けて馬肉の食卓でした。

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トレードオフ

本を読んでいてトレードオフという言葉を目にした。なんとなく知っているような知らないような言葉なので辞書で調べてみる。

経済用語のようですが、要するにこちらを立てればあちらが立たずと、いうことらしい。

何年も前にイチロー選手のインタビューの言葉を思い出す、「ストライクゾーンの球を打つ技術は大リーグ屈指」、次のシーズンはボール打ちを減らせば、おのずと結果はついてくると悟ったようなニュアンスだった。

その次のシーズン結果がどうなったかは記憶にないが、ちょうど、さすがのイチロー選手にもかげりが見えたころだったし、どうなったことか。

他のことに置き換えて考えてみても、そういったアプローチとは確かにそうではあるけれど、なかなか難しいことなのだと思う。

3割くらいの確立の打撃では、どうしたって機会を考えなければならない。より統計的、確率的なものだからだ。ボール球を見逃すといっても、そう簡単なことではないし、そしてここが肝心だが、見逃す意識をもっていれば当然あやまってストライクを見逃す回数も増えるはずだからだ。

ストライクを打つ確立がいくら高くても、それでは打つ機会が減ることになってしまう。もしかしてストライクをヒットにする確立が高いと言ったってそれはストライクぎりぎりの球もあれば、ど真ん中もあるのだし。

これはどんな分野にでもある、普遍なものだと思う。

少し理屈っぽくなってしまった。つまり、いかに失敗を避けるかではなく、失敗を小さく抑えるかを工夫することなのだと思う。



言語化

言語化する、というのはついつい躊躇ってきました、これまで。言葉を尽くして説明したところで、受け取り方は受け手によってそれぞれ異なってしまい、こちらの意図したことがまったくの誤解を招くことをしばしば経験してきたからです。

もちろん、伝え方が下手なのもあるし、言葉たらず、抽象的だったり。それは受けてにとって主観の入るスペースを広く与えてしまい、誤解が誤解を呼ぶことに。

とくに最後の抽象的ってのがやっかいで、そもそもうまく説明できないから、抽象的にならざるを得ないのかと思います。

では、具体的であったなら、具体的にすることができたとしたなら。

先日テレビを見ていると、職人にしかできない職人技を、伝統的にそういった技術は師匠から弟子に、長い年月をかけて、非言語的な方法で伝えられていくのでしょうが。それをすべて聞き取り言語化したら、なんと数年のうちに職人の域に達してしまう、という職業を企業したのを見ました。

つまりそれは、マニュアル化、ということだったんです。

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地球温暖化

異常気象、地球温暖化、その最大の問題とされている二酸化炭素。

その二酸化炭素を安全にアルコール(エタノール)に変える方法を偶然にアメリカの科学者たちが見つけたそうだ。炭素、銅、それに窒素から触媒作って電流流してと、偶然と言うには随分凝ったやり方に、素人には思えます。

偶然の実験からノーベル賞に至ることもあるわけだから、失敗の果てしなる積み重ねは一見効率が悪いようで、それしか方法がないのかも知れません。

「あきらめない」、「継続は力なり」、「考え続ける」。

かつて、フロンガスはオゾン層を破壊すると、それを救うべき現れた代替フロン、実はすごい温室効果ガスだったというからいやはや。

今度こそ救世主の登場となるのでしょうか。



稽古近況

去年、やっと証明までこぎ着けた合気は手の内のもので、つかまれた時にその絶大な威力を発揮します。

言い換えれば、しっかり握られない場合はどうしようもなく、それこそ、それがどういうことなのか想像もつかないのですが、「くっつける」ことでも出来ない限りまさに、

「お手上げ」

なのです。

それでは着物をつかまれたらどうするか、とまだまだ考えないといけないことはたくさんあります。

それと同時に、掴んでくれない場合や、こちらから攻めていく場合のことも考えていかなければなりません。

そこで、手がかりになるのは、これまでずっと書いてきた、崩しです。

キーワードは第二種テコだったり、自立、胸郭、並進運動、自由度といったことなのです。これも極めて奥が深い、まだまだ遠い道のりを感じる今日この頃なのです。

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