ファイト武録

月下
聖杯伝説 宝物み〜つけた! Since 2005
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技術

口笛吹いて

口笛奏者、コンサートの映像が流れていたから、知る人ぞ知るの音楽家なのかも知れない。偶然テレビの映像、といってもテレビは消音で流しておくだけのことが多い。この時もそうであった。

というわけで、情報の根拠となるのは無声の映像と字幕。口笛を練習しているらしき映像、その字幕の最後の一言が印象に残る。

「3ヶ月後にはまったく違う吹き方をしているかもしれない。」

”これでいい”はないのだろう、進化し続ける技術、それを支える日々の絶え間のない努力。

際限のない音、音楽、芸術、技術の世界がそこにあるのみ。

ジャブとショルダーロール(ボクシングピープル

左を制すものは世界を制す(サウスポーなら右)、その筆頭がジャブだ。最近ジャブの重要性が改めて注目されている、それはGGGゴロフキンなどジャブの多いP4Pの上位達。日本でも井上Chのジャブは強力だし、村田Chもジャブに磨きがかかる。

ジャブは相手の出方を探る、先手をとる、崩す、試合を作るといったオフェンスに限らず、機先を制す、相手のパンチの軌道を潰す、間合いを保つとディフェンス面でも使用範囲が限りなく広い。

そのディフェンスでは、相手のクロスカウンターを肘ではじくなど、ナックルパートだけでなく、肘から肩へと意識を広げていくことが、ステップアップになる。

具体的にクロスカウンターではこちらのジャブに対し相手が右をかぶせてくるとする、その際自分の肩でアゴを守りつつ、肘はカイナを返すように相手の右クロスの軌道を上方へずらしてしまう。

逆にこちらのジャブの内側に右を合わせようとしてくれば、左肩をより深く入れ半身強く、リーチを最大限に間合いを作り、距離で外す。

では練習はどうするかというと、肘打ちを意識していくことだ。肘打ちといっても肘そのものの打撃というよりは、ジャブやフックを打ちつつ、肘をかすめる。まずはシャドウから、サンドバッグやダブルのパンチングボールがあればそれらを利用して肘打ち、というか肘で弾く、叩く。コーナーポストや壁を利用してもよい、ただし強くやり過ぎるとケガをするので要注意。トレーナーにミットで肘を叩いてもらうのも良い。

肘、肩への意識、ディフェンスへの意識が高まると、それはやがてショルダーロールへと発展させていくことができる、ジェームス・トニーやフロイド・メイウエザーJrで有名な、日本でいうL字ブロックだ。

そしてそこに首振り、スリッピングアウェーが加われば、華麗なボクシングへと変わることだろう。

なお、ショルダーロールやスリッピングアウェーはひとつ間違えればハイリスク、あくまでもガードなどの基本が備わった上での話し。あのメイウエザーでさえ、スピードを失ったマクレガー戦では固いガードで戦っていたことをお忘れなく。基本が完璧での応用なのです。

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左フック(ボクシングピープル

左は世界を制す、ジャブはもちろんのこと、オーソドックスにとっての左フック(サウスポーの右フック)は攻守一体となった強力な武器です。

かつてミドル級の統一チャンピオン、伝説サウスポーのマーベラス・マービン・ハグラーはコンビネーションの最後は右フックで終えると、師は若きハグラーに課したそうだ。

そこで、異なるフックを身につけよう。

まず拳の甲の向き、水平に倒すと親指の向きから打つ間合いは近くならざるを得ず、肘の角度は90度が力学的にも理想でパンチの威力が増すと言われる。肘の位置は水平に高く保つことができるからアゴを守るディフェンスにもなり、どちらかと言うと前へ攻めのフックと言える。またその高い肘の位置から、相手の右ストレートに被せるカウンターにももってこい。

一方、拳の項が立ったフックは連打が打ちやすいし、距離も近いところから遠いところまで自在だ、フロイド・メイウエザーJrが多様するフック、前者の倒す場合に比べ相手の右ストレートに対しその内側からもカウンターをねじ込むことができる。やや破壊力を犠牲にすることになるが、ボクシングはあくまでタイミング。

さらに例外として、前者の拳の甲を水平から更に親指を下になるまで落とすようなフックもある。ロングフックに特化したもので、かつてシュガー・レイ・レナードが相手のボディ側面へ放っていたのを個人的には真似したものだ。クロスカウンターに用いる場合はやはり外側からがやりやすく、ロングで極まるとコークスクリュー気味になり、かつ相手のストレートを間合いで外すことも可能だ。

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すごい偶然

小手の力の抜き方がわかると、新たな問題に直面することになる。崩しだ。力抜きと崩しは独立して考えないとならないということが、目の前に突きつけられる。最終的には統一されるのかもしれないけれど。

力抜きは、もちろん続け稽古していくのですが、ここのところ崩しについて色々工夫を重ねている、時間をかけている。そこで役に立つのはこれまで長年蓄積してきた物理であり、骨格について。具体的には物理は、並進、回転、変形運動に第2種テコ。骨格なら胸郭や自由度、股関節の角度。見直すことはたくさんある。いや勇気がいるけれど、いったんすべて捨ててしまって白紙からやり直そう。

瓢漂会

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つま先の向き(ボクシングピープル

ジャブのときのつま先の向きは相手に向かうべきか、横向きになってしまってかまわないか。つまりオーソドックス構えの左ジャブの場合、左つま先は相手に向かわなければならないか、それとも右方向、左ジャブに対して右に90度近くなっても良いのか。

ジャブというのは最初、構え、フットワークの次に習うものだしで、あまり深く意識したことがあまりなかった。自分の答えとしては、人それぞれ骨格や体のクセがあるのだから、本人にとってやりやすいのが良いというのが、基本のスタンスだ。もちろん明らかに悪いクセやケガにつながるようなクセは出来る限り早く直したほうが良い。自分の経験からも遠い昔、右ストレートを修正するのに随分苦労したことがあったから。

さて、そのつま先の向き、力学的に考えるなら、ジャブと一致したほうが体重など力の伝達は良いだろう。偶然テレビで少年野球の指導風景、コーチが投げるときのつま先の向きを投げる方向にと指導していた。

ただしボクシングは半身構えということがある。半身のスケボーやスノボーの競技で考えると、スピードを競う場合はやはり、つま先が進行方向よりになるし。技を競う場合にはより横になる、エッジを利かせやすい。ボクシングのその違いもボードのものと似ている気がする。

半身なので、従って相手にまっすぐ向くということはない。より相手向きか、横向きにちかいかという程度の違いになる。ファイターならパンチ重視なので相手向きに近く、懐を深くディフェンス重視、あるいはモハメッドアリのようなフットワーク重視ならリーチが伸びる、後ろ足も含め横向きに近いかもしれない。厳密に言えば、前へのステップはより横、後ろへのステップはやや前向き。

それよりも大切なのは先ず、たとえ前の足であっても踵が浮かせること、前足は紙一枚分でかまわない。かかとさえ浮かせてあれば、回転を失うことはなく、次に放つ右ストレートなどへスムーズにつなぐことができる。2にジャブを当てるのとつま先の着地が一致すること、リズムが生まれ、地面からの抗力も得られる。そして、ヒザのケガ防止のためにも重量なのが、決してヒザがつま先より前に出ないこと。それらに注意するのが良いだろう。

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フィンガースタート

3代目パワーボール(PB)、買ってからだいぶ経つ。初代は譲り受けたもので、あまりにノイズがひどくなり、買い換えた2代目は一週間も経たないうちに落として壊してしまったのでした。

しばらく存在すら忘れていた3代目、最近復活。

ひょんな折に、友人と会話していると、話題がパワーボールに。なんと一時期パワーボールに凝ったことがあるそうだ。そこで久しぶりにと、自分のPBを渡すとフィンガースタート。

おおお、憧れていたものの、あきらめていたフィンガースタート。目の前でみせてもらった。

これは大きな説得力だ、できないとバイアスがかかっていたようです。そしてしばらく挑戦していると、今朝初めてフィンガースタートに成功。

世界陸上では4x100リレーで銅メダル、オリンピックの銀に続いて実力を証明してくれた。そのメンバーや他にも選手層は厚く、9秒台に迫っているスプリンターがたくさんいます。きっと誰か一人が超えれば、みんなの意識が変わり、次々と9秒台がでるのではないだろうか。

意識を変えろ、意識よ変われ。

崩しへ

「小手を掴まれる」、「小手を掴まれた」限定条件の元では、その力を抜いてしまうことに、自信は深まるばかりです。ところが、そこから倒そうとする、技に移ろうとして、我が他方の手で何かしようとすると簡単に立ち直られてしまいます。

例えば、小手を引き出して相手の小手を取りに行って返す、そうするとこちらが小手を取りにいった瞬間、相手は立ち直ってしまう。

捕られた小手を外から回して二か条に移り、その瞬間、掴まれた小手を切り、自ら二か条に入ると、立ち直ってしまった手首の強い人には通用しなくなる。

スピードでやってしまうっていうのもあるけれど…

ここへ来てようやく、掴まれた小手を切ってしまっては相手の力はいとも簡単に復活してしまう、こんな簡単なこと、どこか頭の隅で気づいていながらバイアスが、認めたくなかったのか、見て見ぬふりしてた。

掴まれた小手をそのままに、完全に崩してしまってから技に入らないといけない。色眼鏡をはずせ。

まずは四方投げ、片手は始終掴ませたまま、四方に投げる、極める。

次に入り身投げ、掴まれた小手を自由に動かし、入り身する間合いを作り、入り身投げする。

オーソドックスな基本技から始める。

よくよく考えてみると、完全に崩すがまだ足りない。

瓢漂会

基底面は小さく

崩しのその要素のひとつに基底面の端に重心線をもっていく、というのがあります。これには一つの問題点があります、人の無意識はバランスを感知していて、重心線が基底面を外れると足を出して基底面を変えることにより、安定を取り戻すからです。

そこで、その出る足をおさえ、払い、かけ、投げるのは有効になります。

瓢漂会では考え方が違っていて、重心線を基底面の隅に追いやることはしません、むしろ足には居ついていて欲しいのです。

ではどういうふうしたいか、というと、基底面を小さくする工夫です。たとえば片足で立っていれば、片足の面積分です。

そして、

そうです、つま先立ちにすることができれば、これも基底面は小さくなるのでした。

瓢漂会

技術で上げる

我が家の朝は、

ラジオが流れる。

それを聞きつつ消音のテレビが視界にある。けっこうニュースはどこで聴いても、見てもかぶっているので慌しい出立前の朝の無意識にすり込むのに役立っているような気がする。

数日前にある取材に目が留まった、べンチプレスの世界チャンピオン。

映像の中からわかったのは、字幕もあるし、重量上げから転向して世界チャンピオンにまで登りつめたらしい。フォームに徹底的にこだわり技術で上げる。肩甲骨周りや対幹を駆使し、最後のフィニッシュ手前までは腕はほとんど使わずに上げるというからスゴイ。映る他の選手に比べても二の腕はそれほど太いわけでもないのは驚きです。

このように技術を極めようとする姿勢には、とても刺激を受けます。

最後の絵は、減量のためなのでしょう、世界2連覇へ向けて馬肉の食卓でした。

瓢漂会

トレードオフ

本を読んでいてトレードオフという言葉を目にした。なんとなく知っているような知らないような言葉なので辞書で調べてみる。

経済用語のようですが、要するにこちらを立てればあちらが立たずと、いうことらしい。

何年も前にイチロー選手のインタビューの言葉を思い出す、「ストライクゾーンの球を打つ技術は大リーグ屈指」、次のシーズンはボール打ちを減らせば、おのずと結果はついてくると悟ったようなニュアンスだった。

その次のシーズン結果がどうなったかは記憶にないが、ちょうど、さすがのイチロー選手にもかげりが見えたころだったし、どうなったことか。

他のことに置き換えて考えてみても、そういったアプローチとは確かにそうではあるけれど、なかなか難しいことなのだと思う。

3割くらいの確立の打撃では、どうしたって機会を考えなければならない。より統計的、確率的なものだからだ。ボール球を見逃すといっても、そう簡単なことではないし、そしてここが肝心だが、見逃す意識をもっていれば当然あやまってストライクを見逃す回数も増えるはずだからだ。

ストライクを打つ確立がいくら高くても、それでは打つ機会が減ることになってしまう。もしかしてストライクをヒットにする確立が高いと言ったってそれはストライクぎりぎりの球もあれば、ど真ん中もあるのだし。

これはどんな分野にでもある、普遍なものだと思う。

少し理屈っぽくなってしまった。つまり、いかに失敗を避けるかではなく、失敗を小さく抑えるかを工夫することなのだと思う。




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