ファイト武録

月下
聖杯伝説 宝物み〜つけた! Since 2005
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カテゴリ: 技術

競技そのものの技術、有酸素運動や筋トレに平行して、姿勢や呼吸、バランス、ポジショニングといったトレーニングが大切です。

姿勢は、まず上半身、背骨をまっすぐに立てること。姿勢は見た目の印象をよくするし、自信の現れ、その自信は他者へだけでなく自分の内面にも良い。

よく天から吊られたような、とか、会陰から頭頂を貫く、とあるが自分のイメージ、感覚で良いでしょう。私の場合は仙骨から頭頂を下から突き抜く感覚です。

良い姿勢は呼吸にも影響を与えます、肩甲骨柔らかく胸が開き、肺や横隔膜の領域が広がる。呼吸が楽になるから、息切れやスタミナロスを抑えることにも貢献してくれる。

重力方向へのトルクが減るから、腰、股関節や膝への負荷も少なくしてくれる。

そして、慣性モーメントは小さく動きやすい、力の無駄を省いてくれる。

瓢漂会
AF:無力化法、瓢理
KV:崩し理論、漂理

松風の事、という剣術の理があると聞いた、ネットで調べてみても具体的に見つからなかった。心の持ちよう、呼吸、相手との調和。あるいは強い風を受けてしなやかに受け流す松から、攻撃を受け流す。流派によっても解釈は異なるのかも知れない。

松風というから、松に吹き寄せる風はどうだろう。強い松を打ち砕くことなく、その枝を折ることなく、風は後ろへと抜けてゆく。それはあたかも入り身の極意のようだ。

ブルース・リーは言った、

Be water my friend.

瓢漂会
AF:無力化法、瓢理
KV:崩し理論、漂理


ここのところ、立ちくらみ、貧血が頻発していた。過去にめまいは体験しているので、それとは違う。

一番ひどかったのは電車の中、かなりの満員電車で次の駅でかろうじて降りることができたが、その後の視界が消えていて、ホワイトアウトしたようだった。運良く開いていたベンチで何分くらだろうか、うずくまって回復した。横にカバンが転がっているのに気づいた、日本でよかった。

処方された薬は、かつてのめまいの時と同じもの、薬が効いたのか、安心したのか、今は落ち着いているが、ときどきよろめく。

よろめきで気づいたことがある。よろめくのは後方か、ななめ後ろ、横へ一歩。前に、ということはない。人のバランスはどうやら、後方に崩れやすいようだ。丸い踵や、前に長い足の形とかに関係あるか。

片手取りで、小手を前方に引き出し、滑らせることにより、無力化させるやり方がある。いわゆる引く合気、引きの合気だが、その後技を極める、倒すのは後方へ、が多い。そのまま引き出して倒してしまうのは難しい、股関節戦略が起き、お尻も後ろにあるので。

やはり人は骨格的にも後方へ弱い、のだろう。

瓢漂会
AF:無力化法、瓢理
KV:崩し理論、漂理

入り身には勇気がいる。入るときに注意を払い、相手の攻撃を避け、外し、そらして入らなければならない。ためらえば、自らを危険に晒すこととなる。中途半端であれば、入り身の効果はなくなる、意味がない。すきま(間合い)をつぶす。

山谷初男氏は言った、

「すきまは人間のためらい」

迷いや不安、ためらいが人間の成長や進歩を妨げることがある。

何か新しいことに挑戦する際に、人々が自分自身を制したり、チャンスを見逃したり。人間の本能は、自分の安全や快適さを維持しようとするため、新しいことに挑戦するとき、ためらいや不安を感じる。しかし、そのためらいがあることで、人々は危険やリスクを回避することができるため、ある程度は必要なものでもある。

ただ、ためらいが過度になり、新しいことに挑戦することを躊躇してしまう場合、それが人間の成長や進歩を阻害することになる。したがって、新しいことに挑戦する際には、適度なリスクを取り、スキマを乗り越える勇気が必要です。

瓢漂会
AF:無力化法、瓢理
KV:崩し理論、漂理

完全に崩れているから技がかかる。逆に言えば、崩しが甘いと極めることが難しく、かけそこなう可能性が高まります。

崩すということも難しいです。重心落下線を基底面の端に追いやるような崩しは、簡単に足が一歩出て補正しやすいため、そこで足を掛けたり、しっかりと掴んで、その力の強さやスピードで勝る必要があります。それは格闘技で体力、筋力、スタミナ、技術、そしてメンタルを鍛えるトレーニングの積み重ね、勝負の世界において必要なものです。相手も戦いを前提としています。戦国時代の戦いや侍も、どちらかと言えば格闘技術と言えます。

その後の武術や護身術では、勝負が前提というより、非常時に身を守るための技術だから、スタートラインが違います。当然、前述のトレーニングは必須ですが、完全に崩すことが可能です。つまり、相手が知らない技を一方的に行うことができます。武術で秘術や秘伝とすることが多いのは、そういったことがあるからです。

崩しを考え、徹底的に追求することが大切です。

瓢漂会
AF:無力化法、瓢理
KV:崩し理論、漂理

ストレートリードは、前の手によるストレートです。素早く近づき、踏み込み、体重移動、腰の回転など、しっかりとした打ち方になり、破壊力も大きいため、ストレートリードは強力な武器となります。攻撃的な技であると言えます。

一方、ジャブは攻撃だけでなく、フェイントに使ったり、崩しに、リズム作りに、守りにも使えます。守備的な要素も大きく、踏み込まなかったり、体重移動せず、腰を入れない、後ろ荷重の場合もあり、それらは究極の手打ちとも言えます。

しかし、鍛えたボクサーのジャブはタイミングが合えば一打必倒となるのはなぜか。サンドバッグやミット、シャドウとの練習量もさることながら、その打ち方に秘密があります。後ろ脚のヒザが開き、つま先は約45度程度後方を向くことで、半身が強くなり伸び、自然と腰が入るような動きになります。

ジャブの多様な使い方をマスターするためにも、練習を重ねることが必要です。

WS000047

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