ファイト武録

月下
聖杯伝説 宝物み〜つけた! Since 2005
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タグ:アンドレベルト

週末のニューヨーク、いまやメッカのひとつバークレイズセンターではウエルターの好カード、勝利にはWBCチャンピオン、サーマンへの挑戦権が与えられます。

ベルト、フロイドメイウエザーの今のところの引退試合を最終ラウンドまで戦いきった経験から得るものは大きいことでしょう、またトレーニング環境にも刺激だくさん、アンドレウォードに代表されるハンター門下。

数年前まではブローナーと共にメイウエザー後継者と仰がれましたが、さすがにモノが違ったのか感あり。あのショルダーロールはディフェンシブなスタイル、かつ足のあるメイウエザーだからこそ使いこなせる技。メイに、いやジェームストニーののようにはなれなかったオフェンシブな二人。

ポーターは言います、そのベルトに対するメイウエザー戦略を取り入れるかも知れないと、ちょっといつものスタイルからは想像しずらいですが、本人はボクシングにも自信があると発します。こちらもサーマンやブルックといったトップウエルターとの激戦を経験済み。

好カードです。

そして、楽しみにしているブルックvサーマンの日も近づいてます。






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メイの試合は予想をひょっとして裏切ってくれるか、という期待感にあると思うのです。安全運転の大差判定、今回はもしかして、次回こそはもしか、パックなら…いつもそんな期待は裏切られ、予想は裏切られない。

いよいよフロイドメイウエザーJrの最終戦です。テレビ局との3年におよぶ6試合契約の最終戦、キャリア49戦目、49連勝チャンピオンのまま引退となれば、ロッキーマルシアーノに並ぶ。

反対のコーナーにはアンドレベルト、ハイチ出身オリンピアン、2度のウエルター世界チャンピオン。これまで悩まされてきた肩や腰の怪我からも解放され、減量も順調。アンドレウォードの師バージルハンターが復活を助けました。売りはメイの対戦相手の中で最高の身体能力、メイにも勝る運動能力と主張しています。自分史上はじめて不利な予想もモチベーションを高めてます。それこそ、失うものは何もありません。

これが最後なのでしょうか、本人やメイ陣営は引退を強調しています。メイは引退後、選手のプロモート、ミュージックやファッションなどのビジネスに興味がある、家族と過ごす時間を大切にしたいなど。

もっとも大きな決断理由は健康でありたいことのようです。それは19年におよび48戦、内24戦が世界戦、5階級を制覇し戦い続けてきました。少なからず消耗しているはず、自覚してからでは遅いのかもしれません。

そして身近に祖母のアルツハイマーだったり、何より最近トレーナーを務めるロジャーメイウエザーの短期記憶障害、ジムワーク帰りに迷子になることもあるそうです、ロジャーのプロキャリアも18年でした。いま50代のロジャーがなんでも80代に見えるそうです。

いままでほとんど許可しなかったスパーリングを公開しているのも、最後だからなのでしょうか。2:53:00からスパーリングです。


ただし反対意見もないわけではありません。チケットの売れ行きがあやしいようで、やたら最終戦を強調していいるのはチケットを売りつくすためとか。そういえば、2008年にはオスカーデラホーヤとの再戦をキャンセルして一度引退、翌年にマルケス戦で復帰しています。

メイウエザーは言います、

The name of the game is the sweet science, to hit and not get hit.

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もうすでに9月に向けてトレーニングを再開したメイウエザーJrですが、その対戦相手がなんとアンドレベルトが第一候補に。

ベルトといえばかつてP4Pランキングに顔をのぞかせながら、メイのショルダーロールを真似しだしたころから雲行きが変わり、そのせいもあってかビクターオルティスやロベルトゲレロに破れ(あとソトカラスにも)、皮肉にもその二人がメイとのペイデイをむかえた訳ですから。最近はエイドリアンブローナーが第2のベルトと、皮肉られたり。

当初メイ本人の口からもともとベルトかカリムメイフィールドの名前で始まったことではあるのですが、おそらく真に受けた人は多くなかったはず。

その後、アミールカーンやキースサーマンの猛烈アピールや、といっても今一でしたが。しまいには大きさの違うGGGゴロフキンの名前まで。

ところがここへ来て、複数のソースがほぼ決まりと伝えているし、それに加えアミールカーンがベルトにエールを送ったので、おや、と思いました。メイパックのときもカーンが諦めた発言が当たったので、どうしてカーンがそんな情報があるのか知りませんが。ただ今回に関しては、ベルトとカーンは同じバージルハンター門下なので、そういうところからかも知れません。

さてそのベルトですが、実は米国での一般のボクシングファンには名前が充分知れているのだそうです、それこそ、カーンやサーマンはコアの人達には轟いていますが、まだまだ認知度は一般には低い。

そして今回はCBSネットワークになるようです。と言ってもさすがにPPVに乗せるにはベルトじゃぁ、ってことなのか。

個人的に思うのは、もし決まったとしてオッズはどうなるんだろう、100倍とかあり得るかも、奇跡を期待してどのあたりで落着きましょうか。

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この一年は、いや、もう昨年一年は世界のボクシング界もアップセット、つまり番狂わせの数々に驚かされました。

まず、私の中での筆頭はアブナーマレスがジョニーゴンザレスにKOを喫したことです、ジョニーゴンザレスは西岡や長谷川(それぞれ敬称略)とグローブを交えた、日本にも馴染みの深いスーパースターの一人ですが、さすがにピークはとうに過ぎてしまった感があっただけに、衝撃的でした。また2人はスパーリングパートナーだったりと、プライベートでも親交のあったという、バックグラウンドが物語を更に劇的にしてくれました。

どうやら再戦が決まったようですが、楽しみな限りです。

次に、これは私の個人的興味でしたが、(好みのボクサーというわけではなく)、ネイサンクレバリーは将来カルザゲのようになるんじゃないかと注目していただけに、セルゲイコバレフに簡単に仕留められたのは驚きでしたが、今振り返れば、続きを読む

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