ファイト武録

月下
聖杯伝説 宝物み〜つけた! Since 2005
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タグ:ゴロフキン

今やセルゲイ・コバレフのトレーナーとして名を馳せる、自らも元ミドル級チャンピオン、ジョン・デビッド・ジャクソンは言います。

ゴロフキンは史上最強ミドルとの声がチラホラ聞こえてくる昨今、もちろんGGGの実力は認めた上で、現在のミドルのレベルで孤高の存在であるけれど、かなしいかなライバルがいない。

たしかに、目を閉じてマーベラス・マービン・ハグラーを思い出してみる、あの野獣ムガビの強打の雨にさらされながら、最後には倒してしまったた試合。

ジャクソンの言うように、90年代のロイ・ジョーンズ・Jrや、ジェームス・トニーがGGGを空転させまくる姿も想像できなくはない。

それでもGGGはこの先どこまでゆくのだろうか。



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いよいよ待ちに待った、トリプルGゴロフキンとデイビッドレミューの統一戦をついに迎えます。ゴロフキンのPPVデビューとなります。チケットの売り上げははなから好調と聞いてましたが、PPVのほうはどうなりますか。セミにロマゴンvビロリアがあるので価値はあると思うのですが、両戦とも掛け率が2対1くらいに傾きすぎなのが興行的には心配要素のようです。

ちなみに余談ですが、

コーナーのアベルサンチェスはテリーノリスのトレーナーを努めていたんですね、知りませんでした。GGGは今回のキャンプはいつもとちょっと違っていたと述べてますが、その言葉からも、GGGにとってもサンチェスにとっても、この試合の持つ意味がなおさら覗えるようです。

ゴロフキンにとっての過去最強の若きレミュー(26才、勿論逆も真ですが)、ここのところ重量級で人材豊富なカナダ(スーパーマン、パスカル、ビュテ等)出身、アマで3冠、プロ転向後は一度躓いたものの2011年からはずっと右肩上がりでIBFの王冠を手にしました。HBOのRoad to Golovkin/Lemieuxを見ているとレミューはレバノン人の母を持つカナダ人で生まれたときには離婚でフランス人の実父知らず、現在は幼少の娘と暮らしますが、ロシア人の前妻(ガールフレンド?)の間に息子もいるそうです。なんだか複雑な環境です。五ヶ国語に堪能らしいです。



GGGがどんなスタイルの相手にしても試合を作って仕留めにいくタイプ(本人がいうチャベスSrのようなメキシカンスタイル?)に対しエミューはすべてのパンチが一打必倒のハードパンチャー、とは言ってもGGGはレミューをどちらかというとアマチュアスタイルと見ているようですが。

セミのロマゴンはリング誌などの栄誉あるP4Pランキングでメイウエザー去り後、堂々の1位、日本のトップ軽量級スター達との統一戦も噂され、さらには早くもマルシアーノ、メイの49連勝を塗り替えるのでは、とまで言われています。こちらもキャリア史上最強の相手2階級におよび、4階世界制覇している、ロマゴンとの対戦を熱望していたブライアンビロリアです。

両試合ともKO必至でしょうか、期待しましょう。

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10月デイビッドレミューとの好カード、統一戦(WBA、IBF)を迎える、GGGことゲンナジーゴロフキンとセルゲイコバレフがかつてジムメートでスパーリングしたときの様子はくり返し噂になります。今の時代の間違いなくKOアーチストの1,2位を争う2人、それがスパーリングであれ実現していたとしたらボクシングファンとしては誰もの興味をそそるところです。

さてその当時の様子についてゴロフキンのトレーナー、アベル(エイブル)サンチェスが語りました。

当時まだコバレフはプロ9戦で(サンチェスのジムにはその後8戦こなしたそうです)まだ若きホープ、ところがゴロフキンはというと、既に世界チャンピオン、オリンピック銀、アマ300戦をこなしていた。そんな2人がスパーリングのリングに立てばだいたい想像はつきますし、その想像通りだったようです。

ビッグベアを後にしたコバレフはその後、現トレーナーとジョンデビッドジャクソンの指導の元、現在のクラッシャーへと変貌を遂げていったようです、サンチェスも賞賛しています。

サンチェスもジャクソンも、YouTubeで指導しているところを探してみてください、さすがと思わされます。




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今週末の見所はやはりセルゲイコバレフ。対戦相手はフランスからナジブ・モハメディ(37-3,23KO)無名といいますから勝ちは間違いないので、試合内容ということになります。本人の弁を借りると、なんでも“メキシカンスタイル”でやるそうです。と言っても元々はGGGことゴロフキンが言ったことを模したらしいですけれど、そのメキシカンスタイルってどんなものなのでしょう?足で逃げないというようなことも言っているので好戦的なのは間違いないようです。

ちなみに、そのセミには敗れたジャンパスカルが無敗の挑戦者ゴンザレス(キューバ)を迎えます。

あくまで政治的理由なのか、スティーブンソンが逃げているのか、はたまたこの頃はコバレフ陣営からもスーパーマンの名がでてこないので、コバレフも乗り気ではないともとれるから、お互いやりたくないのか。すっかり夢の統一戦WBC指名挑戦の話は消えてしまったようです。

ここへ来て話題の中心はカンバックした、階級も2人のあいだのアンドレウォードを軸に、ウォードvコバレフ、ウォードvゴロフキンが今ホットです。どちらに転んでもスーパーファイト間違いなし。3者とも相手探しに手をやいているし、ビッグマネーも欲しいだろうし。

相手探しに困っているといえばロマゴンことローマンゴンザレス。井岡Chに勝利し冠したあのアムナット・ルエンロンを覚えているだろうか。すでに35歳とやや遅咲きではありますが、まだまだ打たれていない元ムエタイ戦士。その後、中国初の金メダリスト、フレディローチに師事するゾウ・シミン相手に防衛と実力を証明しています。そのルエンロンがロマゴンか統一王者ファン・エストラーダと米国での対戦を大々的に強く名乗りを上げています。

Ruenroeng wants Roman Gonzalez or Juan Estrada in the U.S.

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先週のカネロはHBOにとってここ10年近くで最高の成績だったようです、さすがファンの大きなサポートをもつカネロ、また期待通りの試合、さすがです。

今週末はGGGの登場、それもロマゴンとのダブルヘッダーとボクシング通にとって喜ばしいばかりのカードですが、ゴロフキンは一般のファンの支持が薄いのと、軽量のロマゴン。せっかく2人組んだのですから、どうにか盛り上がってほしいところです。GGGやコバレフは、コンスタントに戦ってくれるのも嬉しいですね。

さて、そのGGGこれから先、通の間ではカネロやコットといったビッグネームとの対戦が期待されるのですが、先に述べたようにまだ一般層への知名度が低く、カネロやコットにとってはリスクばかり高いばかりであまりビジネス的なメリットは低いようです。そこでGGG連続KOで勝ち続けることが義務付けられていて、現在までのところその点に関しては順調に見えます。

ところが今回の相手ウイリー・モンローJrというのはちょっと問題視する声があります。まずサウスポーであること、さらにリングジェネラルシップやその高いディフェンス技術はメイウエザー並み(ほんとかよ?と思うのですが)なのだそうで、その気になればGGGを空転させることができる。最近の試合を振り返っても、高いレベルの相手をまったく問題にしなかったのだそうです。

それでも、おそらくこういう話は少数派でしょうが、聞いてしまった以上、楽しみは増しますね。さて、いかなることに。

参考

Golovkin will have a tough time against Monroe

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今週末はGGGゴロフキンがリングに帰ってくる、対するはマーティンマレー。

マレーといえば、すでに下り坂にさしかかった頃とはいえ、あのセルヒオマルチネスに敵地アルゼンチンで挑み、ダウンも奪うも惜しくも判定負け、英国のトップミドル。(ボクシングの話です。)実際のところ勝っていたとの声もあるくらい追い込みました。

その後4連勝でWBCシルバーのベルトも獲得。体の大きさを利して戦いたいところでしょうが、なにせ相手が、、、いまやタイソンと比較されるGGGです。ここのところ早い回でKOを連発しています、KO率も90%に上る。

ともかく楽しみにしましょう。

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