ファイト武録

月下
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瓢漂会

テコから合気へ、その十四

合気は第2種テコとはまったく異なる、予想もしなかった、だけれど、そちらもとても簡単な別の物理で説明されます。

そのことに気づく前、合気の可能性をこの第2種テコという簡単な物理に求め続ける期間が、初めは長くあったのです。このシリーズでは、いくつかの矛盾を示し、それは決して力を抜くことではあり得ず、合気ではないと結論しています。

実は合気でないと判ったので、長年取り組んできたことをまとめてみよう、というのが、このシリーズを始める元々の動機となったのでした。

相手の力を抜くと言うには、どうしても物理上辻褄が合わなかった。ですが、それは最小限の力を有効に使うことであり、体術において、とても効果的です。長年取り組んできたおかげで、いくつかのコツ(必要条件となる)や、第2種テコを使うことで人体が抵抗する仕組みや骨格構造、人の重心にも深く考えることが出来ました。

相撲や柔道にも第2種テコだな、という技もわずか見られます。そしてそれらは良い悪いに関わらず、必殺技である場合が多いのです。

これは確かに力抜きではなかったけれど、おそらくとても良い崩しのアイデアであると確信しています。

それは一言で、

「最大の労を尽くして(動いて)最小の利(効果)を得る」

につきるのです。

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ふすまの引き方

ゴルフの片山晋吾選手、通算30勝目目指して好発進、その原動力は突然”閃いた”パターにあるそうです。
「昨日の夜にふすまを閉めようとしたら“あれって”急に閃いた。洗面所の鏡の前で繰り返したら“明日やってみよう”って」

いやいや、それにしても前日の夜のヒラメキをいきなり本番で使う勇気もすごいから、そのヒラメキには確信があったのでしょう、そういうヒラメキってなかなか訪れませんよね。またそのヒラメキの内容もちょっとびっくりするようなものです、クラブを握る左手を手の平反対にして、それこそ、ふすまを両手で左方向に閉じるしぐさのようですから。まったく常識から離れている。

日ごろから四六時中ゴルフのこと考えてるんだなと感心させられます、考えることが習慣になってる、生活と一体になっている。体格に恵まれないことも考えることで克服してきたのですね。

たまにヒラメキがあっても、実際試してみるとまったくダメだったって経験多いですからね。

そうそう私にも今週、ポットからヒラメキもらいました。なんかそれがシンクロして、タイムリーなニュースなのでした。

引用
ふすまの引き方

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錯覚

瓢漂会にひとり悟った人がいる。

何を?

「感覚は当てにならない」と悟ったんだそうだ。

カバンの中を手探りしていてそれが至難の事、見ればすぐ見つかるのに。つまり、ここで言う感覚とは、触覚。手といってもその触覚は手の平、指です、敏感と思っているところですら当てにならない。

それが小手を捕られたとしたら、どうだろうか。

感覚は当てにならない、ここでも何度となく繰り返してきたのですが、このように観察できるような触覚の更にやっかいなところは、それを解釈する脳の働きだ。脳は都合よく解釈する、都合よく書換えてしまうからです。

恋に似ているかも知れない、好きな人の言ったこと、行動を自分に良いほうにとってしまう。それがエスカレートするとストーカーになってしまうではないか。

投資や賭け事だってそうだ、自分のポジション(賭けたほう)に惚れてしまって、どんなに悪い情報が目の前に並んでいても、それらは自動的に無視されるか、スルーされずとも都合よく、最近流行りの拡大解釈というやつで好条件に変えら、仕舞いにはそのポジションと心中してしまう。

また一方で無意識のところは無視できない、それどころかとても大切な感覚でしょう。勘、直感、第六感、違和感、気配、殺気。なんとなくっていうやつだ、そこにはたしかに何かあるのだけれど、説明のできない感覚。そういったところはしっかりアンテナ立てて育てていきたいですネ。

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末端から動く

打撃において末端から動く、拳がまず先に動くことは、見落としになりがちだがとても重要なことです。

よく考えてみればこれは、当たり前のことで、衝撃を与える接触部分のナックルパートは最短、最速でターゲットを捉えることが理想です。

ありがちなのが、踏み込みによる足からの運動や、下半身からの動き、体の中心から起こした運動を拳にパワーを最大限伝えようと考えがちですが、そのような運動では、ボクサーのような、いわゆる打撃の達人には遅すぎて当たるものではありません。

もちろん、フェイントなりタイミングをずらして、というのはありますが、それは達人同士の駆け引きのなかでの応用です。

まず拳が最速最短で目標へと動き、それに他の体のすべてが一致するように訓練していくのが良いでしょう。拳にタイミングを一致させる、拳に足を一致させる、拳に全身を合わせるです。

ボクシングではノーモーションという言葉をよく聞くと思います、なぜノーモーションが当たるのか、なぜノーモーションの小さなパンチで倒れるのか、よくよく考えるべきことだと思います。

ブルースリーもストレートリードで同じことを言っていた、と記憶していますヨ。

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生活と一体

少し前、新聞で元自衛隊出身という人の文章を目にしたことがありました、その人にとっては概ねとても良い経験になったというようなポジティブな内容だったと思います。訓練の一環として夜中とか、時かまわずたたき起こされることがあり、どんなときでもすぐスイッチが入るように鍛えられたそうです。

実感として危機と隣り合わせにない平和な日常生活、そういった訓練はよほど何度も何度も繰り返さないとなかなか身につけるのは難しいことでしょう。

格闘技や武術をやっていると、生活と一体となっていないといけない、ということが良く言われます。街を歩いていても頭上に気をつけたり、左右を確認したり。人と良くぶつかる、なんていうようじゃまったくお話になりません。武術を始めて人とぶつかることがなくなった、と自慢する人がいますが。そもそもそれまでぶつかっていたようでは、センスとか才能が疑われてしまいます。まあ気づいただけよかったです。

さらに細かくみていくと、格闘技などでは、打撃なら自分の打撃が相手にヒットしたその直後に気を抜いてしまいがち、しめた!やった!と思った瞬間が危ない。そういったことはやはりスパーリングなり実戦を経験して初めて学べることでしょう。ミット、サンドバッグ、コンビネーションを打ち終えた瞬間、もう一工夫、頭を振るなり、ポジションを替えるなり欲しいところです。

ボクシングならマスボクシングという、寸止めのスパーリングに近い練習がありますが、これはなかなか熟練者でないと難しい。本物(スパーリング)を知ったうえでないと、模倣は模倣、ウソになってしまいがちなのは、そういった理由からです。

それを型稽古の武術ではもっと難しいことになります。体術の熟練者がなんでもありの格闘技に挑戦し数十秒でKOされた、というような話を聞きました。勘違いは大怪我の元です。謙虚でありたいものです。

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テコから合気へ、その十三

今回は圧力について考えてみましょう、めずらしく。面圧、面積です。

面か点か、包丁、キリ、などの道具は刃先の面積が小さいことで力が集中できスパッと切れます、ささります。切れない包丁は刃先がでこぼこだったりもありますが、刃幅の面積が大きくなること。キリだってもし先がとがっていなかったらと考えればあきらかでしょう。

いっぽう最近は有料にもなりつつあるレジ袋、重い買い物を入れて、持ち手のところを握って細くしてしまうと、線が手に食い込んで痛いし、重さを感じます。本来、渡されたときは持ち手にはそれなりに幅があって、上手に広げたまま手にかけると力が面積に分散されて、痛み少なく、軽く感じます。

これを上げ手で考えたらどうなるでしょう、相手の力は手の内、接触面大きくとって分散させ小力化、上げるのは点で効率良く集中力。どうでしょう、果たしてそんなこと出来るのでしょうか?

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腕解き上げ手

手の内による上げ手、だいぶ掘り下げてかなり上達しています。力はどんどん要らなくなりましたし、いろいろ無茶な押え方をしてくれるおかげで、気づくことも多いところです。

さて、そんな中不思議なことが、メンバーの一人が、私の言うところの手の内とはちょっと違うのですが、するすると腕解きのように手を上げていってしまうのです。

それはテコを利かして外すという従来の腕解きとはちょっと異なっていて、スルスルと手が上がっていきます。まったく嫌な感じは受けず、むしろ、どうにも押えることができなくて不思議で少し笑ってしまうくらいです。胸の高さに達するまでには押え手は外されてしまいす、こちらは浮かされるとか崩されるといった感じは残念ながら受けません。

それに本人がそれを意識しだすと、途端、ぶつかり始めます。意識するあまり、どこかに力が入るからなのでしょうか。

なんかそこにヒントがあるような気がします、数週間考えていました。

まあ、考えてばかりではどうにもならない、では真似してみようとやってみました。それは私の手の内を使って相手をある程度ばかり無力化しておいての真似です。

で、それが。

いいじゃぁないですか!

これは?

いったいどういうことでしょう?

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ここのところ雨模様な日が多いです。傘を持つのは面倒だし、人の傘が混んでる電車の中ではけっこう、ぶつかってうっとうしい。

腕にかけて、他に気をとられ、特にスマホに夢中という場合がこのごろはほとんどでしょうが、傘の先端への意識や気遣いはまったくない人が多いです。

たまに、腕の外側に掛けて、先端が自分に向くようにエチケットのある人はいますが、多くは内側掛けで先端が外を向いています。それが隣や前の人に当たろうがお構いないし、というか気づかない。画面に集中。

それだけの集中力があれば、どんな分野でも成功しそうなものだ、と思ってしまいますが。画面への集中力をどんなことにでも使う方法はないだろうか、と考えてしまいます。

さて傘の持ち方ですが、どうして内掛けの人がほとんどなんでしょう。

その掛ける起こりから、動作が内掛けへとなるのが自然なのでしょうか。

あるいは、手の内側の皮膚に傘の柄を感じるほうが安心感があるのでしょうか。たしかに、外掛けをやってみるとなんだか落ち着かない感があります。小手の内と外では神経の密度が違うのでしょうか。

稽古で手の内のことを考えてばかりいると、そんな、ひょんなことが気になるもんです。

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踏み込み

格闘技なら踏み込み(ステップイン)、武術なら入り身。いまさらでありますが、これはとても大切なことです。

腰が入るとか腰を入れると言ってしまうとちょっと違和感があります、踏み込みやステップインといえばそうなのですが、やはり入り身という言葉がしっくりきます。

反対から言うと、上体がつっこんでしまってはいけない。腰が引けていては、いわゆるへっぴり腰を戒めるものです。よく聞く話で、古の未熟な武士同士が切りあうと、へっぴり腰になってしまって、剣先を小突きあうだけでいっこうに勝ち負けがつかない、達人はさっと入ってしまって、あっという間に切手しまう、というやつです。

先に書いた腰が入る、入れることではありません、むしろ重心が自分の中に保つように腰の位置が相手に向かってしっかり進むことです。それでいて重心が中心にあるのであらゆる方向に自由で入られるようにです。前足に体重が乗ってしまうようでは、動ける方向や足は限定されてしまいます。

専門のボクシングなら良い見本を知っています、マニーパッキャオや、ナジームハメドのように。

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1000

1000投稿目です。

よく続いてます、我ながらたいしたもんだと思います。

せっかくの節目、何か記しておきましょうか。

ボクシング、合気武術、あとブログでは書いてませんが、もうひとつのライフワーク、挑戦中。

それらをやってきて気づいた、共通のテーマ、があります。

それは「学びの学び」。

いかに進歩していくか、それはどんな分野にも共通する普遍なものな気がします。

やはりボクシングは早くに始めたし、それまでまったく未知な世界、健康維持、トレーニングといった気軽な動機だったのもよかったのでしょう。スポンジのように技術を吸収していくことが出来ました。それでもやはり初スパーリングは大きな挫折となります、ぎりぎり挫けず、そこからは形振りかまわず、貪欲に。気づいたらびっくりするようなことが、いつのまにか出来ていた、といった感じです。

あるとき、サウスポーでやってみると、これがまったく上手く行きません、いつもの構えでこれだけ出来るのだから、ちょっとやればすぐこなせるかと甘く考えてました、普段の構えがとても良いお手本なんだし。それが何年やっても。結局はオーソドックスで上達してきた過程をすべてやり直さなければだめなのだろうな、と気づきました。近道なんてなかったのです。

合気武術は更に苦労、挫折の連続です。ちゃんと習うのですが、ボクシングの経験が良い面、悪い面、大きな影響を及ぼします。ボクシングいわば実戦にもっとも近い世界から来たものにとってはあまりに違う世界、どうしても経験が疑問を投げかけてきます。基礎を学んだ後いまでは独学ということになり、独学であれば先頭を歩かざるを得ないので、何度でも道を違えて戻ることを繰り返します。

最後のひとつの挑戦は独立した、ボクシング-合気武術のような他と関係もない、まったく未知な世界、ボクシングを始めたころのようではありますが、大きな違いは指導を受けることができませんでした。合気武術も少なくとも基礎を学ぶことができましたが、最初からまったくの独学。試行錯誤、失敗の連続。

これらの経験、運よく3つとも続いているのですが、それらから学んだことは次のようなものです。

  • 当たり前のようですが、地道に続けていること。あきらめない、とも言われます

  • 上達はちょっとずつ少しずつ、あるとき突然デジタルに一段飛ばしなんてあり得ません。時間は味方になってくれます

  • 失敗は最大の学び場、目をそむけたい心をぐっとこらえ向き合うこと

  • 答を簡単にださない、結論をだすことは思考を止める事、その他の可能性を奪ってしまう。白黒つけずグレーゾーンにいる

  • 謙虚に。新しいことを開拓、別の意見を最後まで聞く。どんなときも学ぶ心があれば、何がきっかけになるかわかりません、まったく関係のないことがヒントになることがあります。反面教師だって学びを進めてくれます

  • 今に集中する、わからない将来を予想して何になるのでしょう

  • メンタル、瞑想や気分転換、リセットする時間を持つこと

ボクシングに加え、合気武術、そして残りひとつ、ようやく軌道に乗ってきた感じです。どれも、グレーゾーンの中でもっともっと上達したいです。

時間は進んでいきます、何かに囚われ心を止めたり、心を先に向ける代償は今を失うことです、時が進むように歩みましょう。

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